参加者インタビュー

事業を通して就職が決まった参加者の今をお届け!

就活を機に改めてわかった
自分のやりたいこと
「モノづくり」を仕事に

Aさん(27歳)
参加コース:企業実習コース
職種:製造職

20代後半“今後のことを考え”就活開始

新卒で入った会社は、いろいろあって1年足らずで辞めてしまい、その後は、販売員や事務など短期のアルバイトをしながらフリーター状態でした。
でも、20代後半に差し掛かった頃、このままで大丈夫なのかなと不安がよぎり、やはり正社員の方が仕事の幅が広いのではと思い、正社員を目指して就活を始めました。求人情報を検索するうちに、就職チャレンジ多摩のホームページを見つけて、「あ、これはいいかも」と。いちばん魅力を感じたのは、3〜10日の企業内実習を体験できること。全く知らないところで働くよりは、事前に体験して会社のことを知っていた方が、不安感も消せるだろうと思ったので。
実習には2社行きましたが、どちらも会社や仕事について親身に教えてくださり、本当によい経験をさせていただいたと思います。

“やりたいこと”を改めて考え、モノづくりの現場へ

実習に選んだのは2社とも製造業です。自分はモノづくりに携わる仕事をしてみたいと思っていたので。
じつは大学も文系ですし、最初に入った会社も製造業ではなかったのですが、就職チャレンジ多摩のジョブリーダーと話しながら、自分の興味がある分野ってどこだろうと考えたときに、真っ先に浮かんだのが「モノづくり」でした。子供の頃からプラモデルをつくるのが好きで、最近は自分でパソコンを組み立てたりもしますし、自分の中でモノと向き合う仕事をやってみたいなと素直に感じたのがきっかけです。
アルバイトで生活しているときはそんなことは何も考えていなくて、目標が全くなかった時期だったかもしれません。ジョブリーダーと話しながら、改めて自分は何をやりたいんだろうと、ひとつずつ考えていった結果です。

小さな前進を一歩ずつ実感する毎日

今の仕事は板金といって、板を加工する仕事です。1枚の金属の板を曲げたり、溶接したり、穴を開けたりしながら、いろいろな形のモノを作れるというところに面白みを感じています。機械の操作とかゼロから覚えることがたくさんあって大変ではありますが、それでも毎日楽しく仕事ができていると思います。
今はまだ、先輩にいろいろ教えてもらいながらですが、教えてもらったことを改めて1人で完結できたときは、小さな達成感を感じますね。そうやって身についたものが、日々目に見えて実感できます。モノとして形に残る仕事ということもあるし、やはり正社員になるとアルバイトとは違う責任の重さも感じます。これからもっとできることを増やしていきたいし、増やしていかなければいけないですよね。

MESSAGE for Challenger

まず、興味を持っていることがあったら、『とりあえずやってみること』が大事。興味ある分野から探していけば、自分にあった仕事が見つかるんじゃないかと思います。諦めずに頑張っていれば、必ず正社員になれると思います。

代表取締役 加藤さん

代表取締役 加藤さん

いちばんは本人のやる気
“一人前”を目指してほしい

今の新卒の学生さんは、3年ぐらいは我慢してそれをキャリアのひとつとして転職していく、という人が多いですが、3年と言わずまずは“一人前”を目指してもらいたい。一人前になって、同じ職種でも他の業種でも次のステップをめざすような、やる気のある人を採用できれば、新卒だろうがブランクがあろうが関係ないです。
Aさんは、工業系の勉強をしてきたわけでもないのにゼロから頑張っていて、気持ち的な部分では高く評価しています。本人としても本来目指したいものがあるでしょうから、それを活かせる仕事を展開してあげられればいいなと思っています。

MESSAGE for Challenger

何事も「自分スタート」です。誰かに言われて動くのではなく、いちばん最初に、まず自分自身でこう動こうと決めて動く。それが必ず結果につながっていくはず。就職するにしても、自分でスタートを踏み切って動き出すことが大事だと思います。