事業を通して就職が決まった参加者の今をお届け!
1年間の休養期間を経て
焦らず慎重に進めた就活
Tさん(30歳)
参加コース:企業実習コース
就業職種:IT事務
ジョブリーダーと1対1で相談しながら職選び
前の会社は5年くらい勤めましたが、精神的に不安定になって辞めました。ダメージが大きかったので、まず1年間は“無職期間を楽しむ”と決めて好きなことをして、それから就活を始めました。最初は求職サイトやハローワークで探していたのですが、求人件数がたくさんありすぎて、その中から自力で探すとなるとどれがどれだかわからなくなってしまって。
そんなときに、親が就職チャレンジ多摩を見つけてきてくれました。ここならジョブリーダーと1対1で探していただけるし、企業交流会などでいろんな業種の方に直接話を聞く機会もあって、選びやすかったですね。また、担当の方がついてくれるので、いわゆる“逃げられない”状態になるのも、自分にはよかったと思います(笑)。
再就職は枠を広げて、興味があったITにも挑戦
前職は、大学での専門を活かして製造業の開発職でしたが、もともとゲームが好きでITには興味があったので、どうせなら好きなところに行ってみようとIT関連も視野に入れて就活を始めました。
ジョブリーダーにも「無理に前職に合わせなくてもいいんじゃないか」と言ってもらったので、思い切って就活ができました。
スキルアップセミナーでは、最終日にグループディスカッションをやるのですが、いろいろな参加者の意見をまとめるのは結構大変なんだなと実感できて、いい経験になったと思います。ITは開発と違って目の前にモノがないので、「これはこういう理由でこうなっています」などとしっかり言葉で説明しないと伝わりません。
スキルアップセミナーを経験しておいて良かったと思います。
“気がついたら終業時間”に感じる充実感
今の会社は、未経験でも問題ないと言っていただいたこと、現場に出て業務をしながら学べる、というところに魅力を感じて志望しました。仕事は、常駐先のヘルプデスクでのバージョンアップの対応などで、メールでのやりとりが中心になります。
前職は開発だったので、あまりメールを使ったことがなかったし、IT用語も最初はわからないものが多かったりで苦労はしましたが、最近はずいぶん慣れてきたかなと思います。問い合わせ案件が無事完了してユーザーの方から「ありがとうございました」と返信されてくると、やり切ったなと思いますね。忙しい日などは、気がついたらもう定時だ、ということもあって、そんなときは「ああ、今日も仕事したな」と充実感を感じます。将来的にはプログラム開発もやっていきたいので、そういった勉強もしていけたらいいですね。
企業担当者:和多田さん
興味と意欲があれば、未経験でも大丈夫。
弊社では、未経験であることをマイナスとは考えていません。開発であれば勉強も必要になりますが、システム運用に関しては、仕事を通して必要な知識を覚えていただければ大丈夫なので、そこはあまり気にしていません。むしろ、本人のITへの興味、学ぶ姿勢などを重視しています。
そういう意味で、就職チャレンジ多摩なら、ITに興味のある方、意欲のある方に来ていただけるというメリットがあると思っています。とはいえ、実際に入っていただいたら覚えることも多くて大変ですが、むしろ今までやってきた社員が気づかなかったところに目がいくような、新鮮な目線を現場でも活かしてもらえたらと思っています。